在日コリアン、おきらいですか?

「在日コリアン、おきらいですか?」というはてなダイアリーを書いていましたが、この度ブログに移行しました。

遺体 震災、津波の果てに

2011年3月11日。40000人が住む三陸の港町釜石を襲った津波は、死者・行方不明者1100人もの犠牲を出した。各施設を瞬く間に埋め尽くす、戦時にもなかった未曾有の遺体数。次々と直面する顔見知りの「体」に立ちすくみつつも、人々はどう弔いを成していったのか?生き延びた者は、膨大な数の死者を前に、立ち止まることすら許されなかったー遺体安置所をめぐる極限状態に迫る、壮絶なるルポルタージュ

日本人は諸外国と比較して宗教心が薄いと言われますが、「遺体を弔ってあげたい」「たとえ一部であっても家族の遺体を取り戻したい」という強烈かつ真摯な気持ちは宗教心に近いような気がしました。
以前読んだ「墜落遺体」という本には、飛行機事故の際、遺体の確認などせずに身内の死を認めていた外国人の例がありましたが、遺体に対する思いというのは、国や宗教によっても大きく異なるのでしょう。(どちらが良いとか悪いとかではなく)

決して日の当たる活動ではなかったろうと思います。
無残に砕け散った遺体がどんどん腐敗していくなか、それでもなお遺体のために心と体を尽くしていた人々に幸あらんことを。