在日コリアン、おきらいですか?

「在日コリアン、おきらいですか?」というはてなダイアリーを書いていましたが、この度ブログに移行しました。

在日コリアンの結婚観

例によってボクの知りうる範囲内、ごくごくせまーい世界でのお話です。

在日コリアンの方はやっぱり同じ在日の人と結婚することが多いんですか?

という質問をされることが、たまにあります。
答えは「Yesのようでもあり、Noのようでもある」というのがボクの見解です。


ボクの周りの在日1世はみなコリアン同士で結婚しておりました。(朝鮮半島で結婚してから来たパターンと、日本に渡って来てから結婚したパターン)
在日2世でもコリアン同士の結婚が圧倒的に多いような印象があります。
彼らが若かった頃は親世代(在日1世)の権力が強く、半ばお見合いのようなパターンが多かったようで、当然コリアン同士の結婚が大勢を占めていたのだろうと思われます。
中には「日本人との道ならぬ恋?に身を焦がし、駆け落ちして故郷を去った」なんて噂を耳にしたこともありますが、直接は知りません。


ボク達在日コリアン3世以降ともなりますと、流石に結婚相手は自由恋愛で探すのが主流になってきます。時代の流れというヤツでしょう。
祖父母や両親は言外に、あるいは直接「結婚相手は在日コリアンの方がいいなぁ」という希望は示すものの、在日コリアンが日本社会に拡散しつつある現状では、そもそも「適齢期の在日同士が出会うことがない」のです。
東京に住んでいる若者が「おまえの結婚相手は島根出身でなければ罷りならん!」とか言われても無理があるのと同じです。



まあ、日本人の家庭に於ても子供の結婚に両親や祖父母がどこまで介入するのかはかなり幅があるでしょうが、そこは在日社会も同様でして、平成も20年を過ぎた現在でさえ、
「私の結婚相手は親が見つけてくるの・・・」
なんて仰る御令嬢もいるようです。
が、だいたいに於ては子供達が自分で結婚相手を探してくる(そしてその多くは日本人である)パターンが多いようです。
うちの身内でもここ最近の結婚相手は・・・3対2で日本人が多いですね。



最後に一つ、しょうもない豆知識を。
今は亡き婆様が子供や孫の結婚相手(男性)に望んでいた条件が一つだけありました−それは「体格が良くて健康なこと」。
顔が良いとか頭が良いとかは二の次だったようです。
なんでかと理由と問うと、「体が大きければ、いざとなったらドカタ*1でもなんでもして女房子供を飢えさせんで済むからじゃ」とのことでした。
現在の男性選びとはだいぶポイントが違うようですね。

*1:彼女らに職業蔑視的な考えはまったくなかったろうと思います。仕事の選り好みなんてできる時代じゃなかったようですし。