在日コリアン、おきらいですか?

「在日コリアン、おきらいですか?」というはてなダイアリーを書いていましたが、この度ブログに移行しました。

ビューティー・インサイド

公式サイトはこちら

家具デザイナーのウジンは18歳のときから目覚めると心以外の姿、性別、国籍等の全てが変わるようになってしまった。男、女、老人、子ども、外国人…。人に会う仕事ができないため、才能とインターネットを活かして活躍している。そんな彼の “病気”のことを知っているのは母と親友だけ。ある日、アンティーク家具店で働く美しいイスに出会い、一目で恋に落ちてしまう。

↑を読めば分かる通り、設定としては超トンデモ。
今どきギャグ漫画でもここまで荒唐無稽な設定は厳しいのでは?と思うような突飛なシチュエーションなのですが、それをリアリティある雰囲気に落とし込んで観る者を引き込めるのが映画の力なのでしょう。
観ているうちに「ああ、こういうこともあるかもね」という気持ちで主人公を眺めることができるようになります。


ストーリー展開はあくまで静かでシリアス。
「変身もの」ってことでギャグの一つも入れたくなるのが人情でしょうに、ほぼそういうシーンはありません。
某シーンでの『イケメン→むさ苦しいおっさん(キム・サンホ氏、すまぬ)』変化にはちと笑いましたが、基本的にいろいろと考えさせられる映画だったと思います。


他人には語れぬ、あるいは語ってもわかってもらえぬ悩み苦しみというのは、人間誰しも持っているものでして、ボクも最近ちょっとばかり悩んでいることもあります。
その辺はおいおいここに書いていくかも知れませんが、まあ、どうなることでしょうか。


ともかくも、「毎日姿が変わる」ほどの秘密や悩みを持っている人はそういないでしょうから、この映画をみてそういう気持ちになってみるのも面白い経験なのかも知れません。