在日コリアン、おきらいですか?

「在日コリアン、おきらいですか?」というはてなダイアリーを書いていましたが、この度ブログに移行しました。

独裁者と小さな孫


公式サイトはこちら

独裁政権が支配する国。
大統領とその家族は、圧政によって国民から搾取した税金で贅沢な暮しをしていた。 彼は多くの罪なき国民を政権維持のために処刑してきた冷酷で無慈悲な男だった。 ある晩、クーデターが勃発し、大統領を除いた妻や娘たちはいち早く国外へ避難する。 だが、大好きな幼なじみのマリアやオモチャと離れたくない幼い孫は大統領と残ることになる。 やがて街では民衆が暴徒化し、大統領への報復を呼び掛ける怒声と銃声が至るところで轟き、 兵士たちは反旗を翻し、独裁政権は完全に崩壊する――。 今や全国民から追われる賞金首となってしまった大統領は、 小さな孫を抱え逃亡を余儀なくされる。 二人は安全な地へ逃れるべく船の待つ海を目指す。

みなさんこんにちは(´・ω・)つ
ここはすっかり「映画レビュー」サイトと化してしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか?
本日の映画は『独裁者と小さな孫』。
最初に題名を見た時には、「ひょっとして、朝鮮民主主義人民共和国金日成および金正恩の話??」とか思ってしまいましたが、全然違いました。
まあ、あの孫はあんま『小さな孫』でもないですしな・・・



普通はストーリー上、敵役として登場することが多い「独裁者」がこの映画の主人公です。
民草の生殺与奪を思うままにしているトップの座からあっという間に下り落ち、奈落のズンドコに叩き落とされるわけですけれども、そこで目にする一般大衆は彼のせいで遥かに大きい辛酸を嘗めているわけですわ。
もう一人の主人公とも言える「小さな孫」の愛らしさと、微かに流れるユーモラスな空気のおかげであまり暗い雰囲気にはなっていませんが、時折挟まってくるエピソードは文字通り「悲惨」の一言。
「独裁者」のあまりに大きな罪が浮き彫りにされていきます。



彼ら二人の逃避行がどういう結末を迎えるのか・・・・
は、ネタバレになるので言えませんけども、なかなか考えさせられるラストであったと思います。
あのラストシーンでもし自分がそこにいたならばどうするだろうか?
もし観ることがありましたら、一考に値する問題だと思いまっせ。