在日コリアン、おきらいですか?

「在日コリアン、おきらいですか?」というはてなダイアリーを書いていましたが、この度ブログに移行しました。

朝鮮学校の思ひ出・漆

ボクが通っていた頃の朝鮮学校では中級部に進級すると、男は全員問答無用で、「丸坊主」でした。
それも今のようなオシャレなものではありません。5枚刈りだったか3枚刈りだったか忘れましたが、ホントにお坊様のような丸刈りが強制されていました。
今思うと、明文化された「校則」を見たことなど一度もありませんでしたが、前述のように怖ーい先輩たちに厳しく言い渡されていましたし、先生たちに面と向かって「頭髪の自由を!」なんて言えるような雰囲気ではなく、泣く泣く行きつけの床屋さんで丸刈りにしてもらった時のことを、今でもはっきり覚えています。
これがかの有名な、朝鮮総連による「強制丸刈り」で、一説によるとその被害者は数十万人とも言われています(嘘)。


服装も一変し、詰襟の学生服を着用することが義務付けられました。その襟に輝く校章はその筋では有名な「サンペン」マークです。(三菱のマークにそっくりですね)
当時は「ビー・バップ・ハイスクール」という、所謂ヤンキー漫画・映画が流行っており、男子生徒は先生の目を盗んでは学ランを「改造」したり、裏地に刺繍をいれたりしては妙にいきがっていたものです。
とかく世間では朝鮮学校というと「素行が悪く、日本学校とケンカばっかりしていた」という評価ですが、ボクがいた頃にはその手の「活動」はもう沈静化していたようで、直接事件を見聞きしたことは一度もありませんでした。
いくつか上の先輩達が「昔はこんなヤンチャしてたんだぜぃ」てな感じでかわいらしい「武勇伝」を披露していましたが、所詮子供の言うことですし、真偽のほどははっきりしません。
喫煙率は高く、校舎の裏や学生トイレでタバコをふかしている生徒も多かったですが、怖い先輩たちよりもさらに怖い教員が目を光らせていたので、学校内は平穏そのものでした。


女子はチマチョゴリ着用となり、これには冬バージョン(上下とも紺色)と夏バージョン(上が白、下が紺色)の二種類があったように記憶してます。
男子生徒の丸刈りほど厳しいルールはなかったみたいですが、前髪が眉にかからないようなヘアースタイルが推奨されていたようです。
まあ、ボクが知らないだけで実際は教員・先輩からの「指導」があったのかも知れませんが、男子よりはかなり自由にしていたような印象があります。


一方教員の方はと言いますと。
女性教員は基本的にはチマョゴリ。ただし、女子生徒ような地味なものではなく、結構明るい色調のものが多かったです。
で、男性教員は背広、あるいはジャージ。女性教員に比べると地味でもっさりした格好の人が多かったです。
朝鮮大学を卒業したての若い教員から60歳近い教員まで、幅広い年齢層の教員が在籍していましたが、ホントそれぞれでしたね。今思い出しても懐かしさがこみ上げてくるいい先生もいれば、二度と思い出したくないような嫌な先生もいます。
まあ、これはどんな学校でも似たようなものでしょう。