在日コリアン、おきらいですか?

「在日コリアン、おきらいですか?」というはてなダイアリーを書いていましたが、この度ブログに移行しました。

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

インドで動物園を経営していた一家が新天地を求めて動物とともにカナダに移住を決め、日本船で太平洋を北上するが、海難事故に遭い、息子の16歳の少年パイが人間では唯一の生存者となる。彼はライフボートでオランウータン、ハイエナ、シマウマ、ベンガルトラと過ごすことになる。


たまには映画の話でも。


ほとんど前情報無しで観に行くことになったこの映画。題名からしてなんとなく、『ああ、きっと困難な漂流生活を通じて、徐々に徐々に人と虎が心を通わしていく感動ストーリーに違いない!』と思い込んでいましたが、あんまりそんなことはありませんでした。
とりあえず途中まではお互い(特に虎側)敵意と恐怖心剥き出しで、いつ主人公がガブリとやられてしまうのか冷や冷やしながら観ていました。
映画の作りも、怖がらせてやろう感満点でして、突然「ガオー」ってくるので、思わず「ビクッ」となってしまいます。



映画の本質とは関係ないのかも知れませんが、ぐっと引き寄せられたのは「漂流生活の美しさ」でした。

澄んだ海にまるで浮いているような小舟。
満天の星空。
深夜の海に煌めく発光生物。
幻想的な小島。

ハラハラしたシーンの合間にある幻想的な風景を観ながら、しばしの現実逃避が楽しめます。






家に帰った後グーグルでいろいろ調べてみたところ、この映画の主題は結構「宗教的かつ哲学的な内容」とのことでしたが、ボクのようにあんま深く考えなくとも十分に楽しめるものでした。
「このところなんだか忙しくてねぇ・・・」
なんて人には良い気分転換になるかも知れませんよ。