朝鮮学校の思ひ出・番外編
本当に久しぶりに朝鮮学校のお話です。
最近ツイッターで本場韓国の方と色々とやり取りしてまして、ホント世の中便利になったものだと思います。
で、その方から
朝鮮学校の教科書はあまりにも「独自」過ぎて、真実との乖離があるように思います。現実を知ってショックを受ける人がいるのでは?(意訳)
というご指摘がありましたので、一つ例を挙げてそのあたりに言及してみたいと思います。
例えば、朝鮮戦争に関して。(日本では朝鮮戦争、韓国では6・25戦争、北朝鮮では祖国解放戦争と言うようですね)
全て話せばとっても長くなりますのでその「開戦」に絞って話をしてみようかなと思います。
この戦争は、朝鮮人民軍による奇襲によって始まり、当初北朝鮮側は勢いに任せ一気に朝鮮半島の南端である釜山近辺まで兵を進めました。
その後アメリカやら国連やら中国やらが参加しだして、戦線が朝鮮半島の南端から北端まであっちへ行ったりこっちへ行ったり、「アコーディオン戦争」なんて呼ばれるくらい激しく動いたようですね。
まあ、ともかく概ねこういった経緯で戦争が始まった、というのが一般的な事実とされています。
「北の奇襲→土俵際まで追い込まれる南→アメリカ参戦→今度は南が攻めに転じる→中国参加→38度線あたりで膠着」
甚だ大雑把ではありますが、戦争には素人なボク達でもこの流れはスムーズに理解できると思います。
ところが朝鮮学校においては
てな具合で説明がなされます。
「おいおい、ちょっと待ってくれよ。何で奇襲した韓国側がいきなり土俵際まで追いつめられるわけ??そらおかしいやろ!」という質問(ツッコミ)に対しては
我が国の力を甘く見ていた米帝とその傀儡政権である南朝鮮は、奇襲を仕掛けたもののすぐに敗走を繰り返したのであった!(ドーン)
てな説明で強引にねじ伏せられます。(いや、ホントにこういう説明だったんですよ、当時は)
たしかこれが小学校高学年くらいの出来事で、とりあえず納得したフリをして家に帰るわけですが、やはり腑に落ちず近所のおじさんとかに尋ねてみるわけです。
すると、
バカやなー、おまえは。ケンカは先に手を出した方がとりあえずは優勢に進むに決まってるだろうが!
学校の言う事なんか信じとったらいかんぞ!
と、さっくり言われちゃったりするのです。
上で述べた話はやや端的にまとめ過ぎてはいますが、万事においてこういった状況が見られる事は多かったように思います。
ちと言葉は悪いですが朝鮮学校で教えられる『トンデモ系』の内容に対して、生徒の親や周囲の大人たち、ひいては在日コリアン社会全体が持っていたと思われる「眉唾」感。
表立って「それはおかしい!」と糾弾こそしないものの、酒宴の席では「まったくテキトーなこと言いやがって!」と愚痴る程度のしらっとした空気。
そういったものを子供の時から薄々と感じていたので、学校で教わる内容を盲信することはなかったのだと、ボクは思っています。
あとは、日本社会で自然と手に入る情報のおかげというのも大きいでしょう。
いくら学校で
とか言われても、テレビで観る南大門市場なんかはとっても楽しそうでしたもんね。
とまあ、こんな具合にいろいろと慣らされていたおかげか、学校で習った内容と真実が違っていても取り立てて大きなショックを受けた覚えは、ボクにはありませんでしたねー。
もちろん家庭環境などによって個人差があるでしょうから一概には言えませんが、なんとなくこんなカンジではなかろうかと思っています。