在日コリアン、おきらいですか?

「在日コリアン、おきらいですか?」というはてなダイアリーを書いていましたが、この度ブログに移行しました。

在日コリアン、『帰化への道』その1

在日コリアンとしてこの世に生まれ幾星霜。
これまで何度となく「帰化」に関して考えてきましたが、まあそろそろ区切りをつけても良いのかなぁと思うようになりましたので、『帰化の申請』をすることにしました。
このあたりの心境というのは、話せば長くなりますが、こちらを参照してもらえれば雰囲気は伝わるかも知れませんね。


今回の帰化申請に関して、「どういう心境の変化なの?」とか「何かきっかけがあったの?」と疑問に思われる方もいるかと思います。
実際ボクも親族の人々から、「仕事で何かあったの?」とか「結婚するの?」とか言われたものです。

一般的に、この二つが帰化を考える大きなきっかけになることは間違いないと思いますが、ボクの場合は違います。
昔からやんわりと考えていたのに加え、職場が変わった事が大きかったですね〜。
これから帰化申請の実際に関して縷々述べて行きますが、一・二年で転勤するような生活では腰を据えて申請手続きができないってのが正直なトコだったりします。
まあ、気持ちの踏ん切りと環境とが上手い具合にマッチした結果だということでしょうd( ̄  ̄)







自らの国籍をどのように考え、どの国の国籍を持って生きるかというのは、(法的な制限・制約は当然ありますが)極めて個人的なものであり、「○○でなければならない」といった類のものではありません。
様々な理由で生来の国籍から他国の国籍へと変更する人も大勢いますが、それぞれの選択は基本的に尊重されるべきでしょう。


「国籍なんてただの制度上の身分に過ぎない。紙切れ一枚の価値もないものだよ。皆が好きにすればよいのさ。」という人もいるでしょう。
「国籍は個人の拠って立つ一番大事なものだ。『それを すてるなんてとんでもない!』」という人もいるでしょう。
完全無欠の正解などどこにもないものですが、これを読んでいる皆さんも一度考えてみてはいかがでしょうか。






とまあ、堅い話はこれくらいにして。
今回、在日コリアンであるボクが帰化申請を行い受理されるまでの過程を、ちょこちょこと記録し公開していくことにしました。
このエントリが公開されて皆さんが読んでいる頃には、申請が受理されていることと思いますが、基本的にはリアルタイムで書いていますので、文中のボクは韓国籍を持つ韓国人です。




上で「極めて個人的な」と言っておきながら、こうして帰化申請にまつわることを公開してよいものか若干迷いもしましたが、それなりに稀少な体験でもあり興味を持ってくれる人がいるかなと思ったこと、それからボクと同じく在日コリアン帰化を考えている方への一助となればと思ったことからこのような形で公開することにしました。


さて、実際の「帰化申請」がどのように進んでいくのか。
ぼちぼち書いていこうと思います。


あらかじめ言っておきますが、やたらと面倒くさい手続きが延々と続いていくだけですので、それほど『面白い』話ではないと思いますが、まあ、話のタネくらいにはなる・・・かも知れませんね〜。