在日コリアン、おきらいですか?

「在日コリアン、おきらいですか?」というはてなダイアリーを書いていましたが、この度ブログに移行しました。

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

昭和29年12月、活動の場をプロレスに移した木村政彦と、人気絶頂の力道山との一戦。「昭和の巌流島」と呼ばれ、視聴率100%。全国民注視の中、最強柔道家は、力道山に一方的に潰され、表舞台から姿を消した。「負けたら腹を切る」という、武道家としての矜持を持っていた木村はなぜ、簡単に敗れたのか?戦後日本スポーツ史上、最大の謎とともに木村の数奇な人生に迫る。『ゴング格闘技』大反響連載、待望の書籍化。

木村政彦
柔道史上最強の選手として必ず名前が挙がる不世出の柔道家で、柔道経験者や格闘技ファンにはかなり知られている人物ですが、一般的にはそれほど著名な人物ではないかも知れません。
かく言うボクも、その名前と「三倍努力」「鬼の木村」といった言葉を知っている程度で、それほど詳しい事を知っているわけではありませんでした。
本を手に取ったのは衝撃的なタイトルと「力道山」の名前が気になったからだと思います。



鬼の木村が柔道に邁進していきながらもプロレスに身を投じ、そして力道山との一戦によって奈落の底に落ちていく姿を克明に描いている大作で700ページもあります。
「敵役」である力道山についてもかなりのページが割かれており、彼が朝鮮半島出身であるということから、戦中戦後における在日コリアンの姿が垣間見れて興味深いものがありました。
一般的には昭和の英雄・力道山ってことになってるんでしょうけど、まあ現実は、いろいろあるんですね。


木村政彦VS力道山」の一戦を動画でも見てみましたが、やはりなんともすっきりしない、後味の悪い勝負ではあります。
力道山が死んでしまった以上、ホントのところはどうだっだのか誰にもわからないんでしょうけど・・・


柔道・プロレス・総合格闘技などに興味がある方は一読をお勧めします。
(今回のエントリは敬称略でお送りしてます)