在日コリアン、『帰化への道』その3
さて、前回司法書士さんから言われた必要な書類
- 住民票
- 出生届記載事項証明書
- 卒業証明書
- 源泉徴収票
- 在勤・給与証明書
- 給与明細書
- 市県民税納税証明書
- 所得額証明書
- 写真
- 旅券写し
- 運転免許証写し
- 運転記録証明書
を集めたら、今度は一度法務局へ『相談』に行くこととなりました。
何が『相談』なのかよくわかりませんけど、とりあえず用意した書類の簡単なチェックを受け、「帰化許可申請書」なるものを受け取り、本番の申請日を決めるという慣例になっているようですね。
法務局へ到着すると、妙〜に狭い部屋へと案内され、初老の男性職員さんとマンツーマンで書類のチェックが始まります。
申請者であるボクの家族構成や家族の婚姻歴等を聞かれたのち、今度は書類のチェックとなりますが、これがまた緻密と言うか精密といいますか。
まあ、事が事ですので細かいことは全然構わないんですけど、書類に書いてあることを一つ一つ職員さんがチェックしていくわけです。
ペラッ(ページをめくる音)
職員さん「・・・」
ボク「・・・」
ペラッ(ページをめくる音)
職員さん「・・・」
ボク「・・・」
ペラッ(ページをめくる音)
職員さん「・・・」
ボク「・・・」
ペラッ(ページをめくる音)
職員さん「・・・」
ボク「・・・」
その間ボクは特にすることもなく、ぼーっと口をあけて待っているわけです。
あのー、それボクの目の前でする必要あるんですか〜??
今日は申請日じゃあありませんし、いったん提出してゆっくりチェックしていただいてもいいかと思うんですけど〜
なんて思いつつのロンリータイムが過ぎていきます・・・
で、一通りチェックが終わりますと今度は容赦ない「足りない書類」指摘があります。
上の書類に加え(あ、上には必要ない書類もいくつか含まれてましたけど)
- 住民票:期日が新しいものを
- 出生届記載事項証明書:自分のだけじゃなく兄弟姉妹の分も
- 婚姻届:親の分
- 市県民税納税証明書:前年度の分。ってことで、昨年住んでいたトコでもらわなきゃいけません(>_<)
- パスポート 原本
- 外国人登録証 原本
- 入養関係証明書:これは司法書士さんに頼みました。例の謎の書類です。
- 親養子入養関係証明書:同上。
前にも書きましたが、韓国から取り寄せるべき謎の書類がいくつかあり、それを日本語に翻訳した後に提出しなければならないのですが、ボクの場合はそれらの取り寄せ・翻訳を丸っと司法書士さんに放り投げることにしました。
正直そんな時間がありませんでしたので。
とまあ、こんな具合でさらなる追加書類を集め、かつ、「帰化許可申請書」を完成させ、いよいよ本番の帰化申請手続きに入るわけです。
ここで司法書士さんから「残りの代金をお願いします♪」との要請でしたので、さらっと20万円ほどの諭吉さんが口座から飛んでいきました。
金銭的な負担はこれで終了みたいですので、ボクの場合は30万円也でなんとかなるって事みたいですが、日中仕事を休んでしまう事や手続きの煩雑さが地味にしんどいなって思いましたねー。いや、こんな事言っちゃいけないのでしょうけども・・・
では、いよいよ本番の帰化申請へ!
ああ、また日中仕事の休みを貰わなくては・・・。