在日コリアン、おきらいですか?

「在日コリアン、おきらいですか?」というはてなダイアリーを書いていましたが、この度ブログに移行しました。

在日コリアン、台湾へ行く7

ガイドさん曰く、「台北は物価が高いヨー。日本とそんな変わらない。高いもの買うのダメねー。台湾安いが三つあるヨー。」と。

  1. 食費
  2. 交通費
  3. マッサージ代

この3つの利点を使い、旅行を楽しむのがキーポイントだと力説しておりました。




○聞いて極楽、されて極楽
ボクは日本でもたまにマッサージをしてもらうのですが、お値段は大体10分1000円ってトコが多いですよね。
たまの贅沢と割り切っても30分コース、清水の舞台からバンジージャンプするつもりで60分コースがせいぜいですが、折角の台湾旅行ですし、ちょっとVIP気分を味わっちゃおうかなというわけで、マッサージ屋さんに行って来ました。


こちらが店の看板・・・だったはずです。


店内はこんなカンジ。夜10時頃に行ったんですけど、かなり賑わっていました。
照明もちょっとムーディーでなんとなく「いかがわしいお店?」みたいな雰囲気ですが、まったくそんなことはありません。


こちらのお店では全身マッサージ90分+オプションあしつぼマッサージでお値段なんと2200NT$(1500NT$+オプションの700NT$)。
日本円で大体6600円ってトコですかねー。


いやもう気持ち良いのなんのって。
足と肩・首なんかを同時にマッサージしてもらうなんて、まるで貴族か王様にでもなったかのような錯覚さえ覚えてしまいました。
心残りなのはあまりの気持ち良さにあっという間に寝てしまったために体感時間が30分くらいだったことでしょうか(´・_・`)
ただ、頭も体もぐっと軽くなって旅行の中日にふさわしい休養となりました。仕事に疲れたOLさんとかが台湾にハマるって噂を聞いたことがありますが、その気持ちが身に染みてよくわかりました。





〇台湾出発ギリギリまでも
台湾を発つ日。
搭乗手続きやらなんやらでちょっと早めに空港に着いたため、空き時間ができてしまいました。
それじゃあというわけで、空港内を探検しているとまたもマッサージ屋さんを発見。

こんなカンジのお店です。



余った外貨を使いきってしまおうと考え30分コース 600NT$(1800円くらい)を選択。
じゃあよろしくお願いしま〜すと思って、担当の方を見ると・・・なんと『全盲の方』でした。
映画「座頭市」では確かに全盲の主人公が按摩師を生業としていたなぁなんて考えていると、片言の日本語で横になるよう指示され、てきぱきとマッサージが始まりました。
目が見えないハンディがあるとはいえ、さすがにプロ。しっかりと体をほぐしてもらいつつも


なんかこう、金の力で社会的弱者を使役している


かのような複雑な気持ちが一瞬芽生えたのですが、


よく考えたらボクだって日頃はお金のために身を粉にして働いているわけで、彼我の差はあんまないなという結論に達しました。
むしろこうやってハンディのある人がしっかりと技術で身を立てることができるシステムは社会に必要なのではという小難しい事を考えつつ、ぐだーっとマッサージを受けたのでした。


改めて看板を見てみるとこんな看板が。
なるほど、システムとしてしっかり確立してるんですねー。