在日コリアン、おきらいですか?

「在日コリアン、おきらいですか?」というはてなダイアリーを書いていましたが、この度ブログに移行しました。

男子厨房に入るべし

一昔前は「男子厨房に入らず」なんてフレーズを耳にすることがありましたが、「弁当男子」なんて言葉が生まれているような昨今では、もはや死語となっているのかも知れませんね。
みなさんは料理お好きですか?



ボクは幼い頃から料理に興味があったので、よく台所を覗いたり「何かお手伝いさせて」と頼んだりしていましたが、母も祖母もあまり積極的には台所へ入れてくれませんでした。
子供の躾や教育方針は家庭毎に千差万別なので一概には言いにくいですが、どうも彼女達の頭の中には「男子厨房に入らず」思想があったような気がしています。


これが在日コリアン社会に特有のものなのか、それとも昔はどこでもこんなもんだったのか、今となっては比較することはできませんが、まあとにかくそういう雰囲気でボクは育ったのです。
親戚一同が集まって宴会している時も、コップを持ってきたり、お皿を下げたりといったような「台所関係」の雑用は「女の子」がさせられ、「ビールをケースごと取って来る」ような力仕事はボクたち「男の子」がさせられていました。


ここから先はかなり独断と偏見になりますが、そういう目で見ると確かに、古い世代の在日コリアン男性は台所関係に疎い人が多い!気がします。
ボクも中学生くらいになると、幼き頃の料理への好奇心はどこへやら。
テーブルに座ると母親がご飯をよそってくれ、お茶をついでくれます。「おかわりー!」と言えば、母親がいそいそとおかわりをもってきます。食べ終わると「ごちそうさまー」と言って居間のコタツへ。そういえば実家では洗い物をした記憶がほとんどありません。
(注:「マザコン」ではありません。その他の躾はどちらかと言うと厳しかった・・・はず。)



あのまま親元で暮らしていたら、「作れる料理はレトルトカレーだけ」みたいな状況になっていたのかも知れませんが、幸か不幸か親元を早くに離れたため、失われた料理への情熱も無事復活。
凝った料理はできませんが、「それなりに料理できますよ」と言える程度にはなってきたかと思っています。