食いしん坊バンザイ

皆さん、鯨はお好きですか？ボクは大好きです。
幼い頃給食で食べていた時は、「硬くてマズイお肉」だと思っていましたが、大人になって食べると、なかなかに美味であります。
もちろん給食のクジラとは食べてる部位も調理法も（値段も！）違うので、給食のおばさんを責めているわけではありません。
まあ、とにかくサエズリは美味いです。

メディアでは時折思い出したように「捕鯨」の特集が組まれたりしますが、見るたびにムカムカくるものがあります。
それは反捕鯨国の主張があまりに稚拙で話にならない感情論ばかりだからです。
クジラに関してはその数、生態系に与える影響、生物濃縮などなど綿密な調査が必要ですが、その「調査捕鯨」すら反対されてしまうと議論になりません。
あちらさんはあちらさんなりに、政治と環境保護団体との絡みがあって大変なのでしょうが、それはこっちには関係ないこと。

「他国の文化にケチをつけること」は、「クジラを食べること」の100倍野蛮な行為ではないでしょうか。
きちんと「捕鯨」を論ずるつもりならば、自称「文明人」である欧米の人々は、スープで顔を洗って出直してくる必要があると思います。

以上、「食べ物の恨みは恐ろしい」という言葉通り、恨みを込めて書いてみました。

ところで、韓国にはイヌを食べる習慣があります。
これは朝鮮半島の文化の一つでして、その辺を歩いている野良犬を片っ端から捕まえて食べたり、日本人観光客のチワワを強奪し頭からボリボリ食べたりするわけではもちろんありません。

主に「ポシンタン」（補身湯／犬の肉を使った辛い鍋）なんかにして食べる、ある種の薬膳料理みたいなポジションにあるようです。
ボクはまだ食べたことがないのですが、話によると「なかなかイケル」上に体にも良いとのこと。

たぶん、「韓国人はイヌを食う」と聞くと、過半数の日本人は「えー、かわいそう」と感じるでしょうし、それは自然な感情だと思います。
が、そこから先、「韓国人はイヌを食う野蛮な民族だ！」まで行っちゃうと、先の欧米人の例と大差ないところまで堕ちてしまいます。

日本人はクジラを食うから野蛮だ！
韓国人はイヌを食うから野蛮だ！
アメリカ人はウシを食うから野蛮だ！
イギリス人はブタを食うから野蛮だ！
フランス人はデンデンムシを食うから野蛮だ！

どうとでも言えますもんね。

ちなみにボクは「平常時、食べてはいけないのはヒトだけだ」と思っているので、機会があればどんなものでも一度は食べてみたいと考えています。

ただ、唯一の例外は「キュウリ」ですね。
宗教上の理由、および「あんな可愛いものを食べるのは野蛮だ！」という信念からこれだけは食べることができません。